旅クマ、少しずつ進む。
針金やら毛糸やらで、好きな動物を作る。
時々は動物でない何かも。
それを誰かが欲しいと言って、お買い上げくださる。
この動物を作って、と頼まれてお作りすることも。
いずれにせよ、自分の作ったものに自分で値段を付け買って頂くのだけど、しかしその数字に毎回頭を抱え、本当にこれで良いのか?と、逡巡、逡巡、シュンジュン。
その数字に、あるお客様は、ありがとう、と言って下さり、ある人は、やっす!と言ってくださる。そして、時にはそっと値札を裏返されることも。
値付けはいつでも本当に難しい。
仕事とは?
商売とは?
愛とは?
価値観とは?
いつまでたっても解けない謎 ナゾ なぞ
、であります。
↑ご縁があって、オーダー頂いたシュレーゲルアオガエル。オーダー主様は「カエルカバン」さんと仰るアーティストさん。
嬉しいです。
↑ネットショップcreemaでも作品をお取引きさせてもらってます。
バンバンは作れません。
ドンドン売れもしません。
でも、見てくださる方々がおられることに感謝。本当に有難いです。
↑尾道の活版カムパネルラさん。
もう、まる2年お世話になってます。
いつもあたたかいサポート頂いて心から感謝です。
こちらに繋いでくださった方にも感謝。
↑2016年から作家生活をスタートしたkoyanimalsは、こんなひよっこでした。ぴよ。
日々、ちまちまと小さな動物を作っては、どなたかのところへお嫁に出したり、お店にお預けしたり、自分からイベントに持ち出してみたり。
まる2年そんな風に続けて来ました。
悩みも焦りも喜びも、まぜまぜの日々。
そんな中、この春休みを利用して、神戸へ行きました。はじめは純粋にレジャーとしての旅。
大人になって初めて訪れた街。三宮。
春らしく色とりどりの花が植えられ、人も街並みもとても綺麗で、お洒落。
久々の華やいだ雰囲気。
なんて良い気分転換なんだろう!
と、あちらこちら覗いて。
ふと見つけた可愛いお店。
小さなドアから中を見ると、
豪華なアンティークドールやテディベアがある。お店のそこかしこに雰囲気たっぷりの逸品の数々。
優しげな男性の店員さんに伺うと、古く価値ある人形も新しい作家さんの作品もあるということで。
ん?…なんか、作家魂がピクピクしちゃって。
ちょっと聞いてみたくなりました!
じゃ、これってどう思います?
って、ほとんど勢いで、薄汚れてしまったこげ茶の旅クマをみてもらいましたら…。
珍しそうに、けれどしっかりと見てくださり、
もう、日にちがあまりないですが、可能なら今度のイベントで作品置いてみますか?
って言ってもらって!
まーじーーーー???
くたびれたクマで笑いを取ってから、お店をあとにするつもりだったので、予想外のお言葉いただいてびっくり。
ビスクでなく、毛糸や羊毛。
球体関節でなく、ワイヤー使い、
グラスアイでなくスパンコールとビーズ。
そんなものが、意外性があるらしく。
いや、しかし!
こんな素晴らしい作品たちの中で、koyanimalsはどんな風にお客様の目に映るのだろう?
場違い?違和感?謎ナゾなぞ。
しかし、そうやって、少しづつ少しづつ、怖いもの知らずな私はクマをを連れて旅して来たんだね。
ありがとう、旅クマ。
また、新しい見たことない場所に来られたよ。
これが、ただの肝試しだとしても、めいっぱい楽しもうじゃないか~。
↑私の相棒 すっかりくたびれてます。
と、頑張って作ってみた猫二匹。
2018年4月20日~5月7日
神戸三宮 ドールミュージアム タイムロマン様へ、ちゃんと着きますように。
↑一体どんな値段をつけようか…、
また大きな悩みが~~。
この続きはまた、そのうちに。
お読み頂き、ありがとうございます。
Instagram : koyanimals
creema : koyanimals
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