KOYANIMALSのブログ

作品製作、身の回りの気になることを。

KOYANIMALS、おのみちへ。

 

さて、それからのお話し。

 

三原創業マルシェ→山脇楽市を終え、どんぶらこっことKOYANIMALSは進んでいきます。

 

山脇楽市開催の少し前、ある方から、尾道の新しいお店にKOYANIMALSを置いてもらえるようアプローチしに行かないか?と言われ。

!!!!

それって、いわゆる「プレゼン」???

……( °0° )/……です。

 

頭まっしろながら、ダメ元で当たって砕けたい自分も居て、「はい。行ってみたいです!」と、お返事いたしました。

当時、 山脇楽市からこっち、挑戦好いていました。

というか、どこまで行けるのか流れに任せてみようという気持ちになりまして。

調子に乗っている、というような軽々しいものではなく、この歳で全く新しいことに挑戦させて頂けるってことを貴重に感じてのことです。

 

 2月の寒い朝。

尾道の街角で待ち合わせ、案内されたその場所は。

尾道土堂、山陽本線をくぐった坂の上にある

「活版カムパネルラ」

!!!!!!

 

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うわー。ちょーいまどきー✩すてきー。

 

 

午前中の早めの時間にお約束し、ワークスペースに通して頂く、

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と!

壁面いっぱいに並べられた本達を眺めて圧倒される。てか片っ端から開いて見たい。

……いや、これから持ち込んだ自作の品などを、オーナーさんに見て頂くんですけど……

緊張より興奮が先で、それを抑えるのに必死で。

 

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↑最初にお待ちした動物たち。

気に入ってくださるかな?

いや、ダメでもともとなんよ自分落ち着けドゥドゥ。と、言い聞かせる。

 

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↑お店には活版。反転した文字がズラリ。

 

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↑これ「テキン」という活版を刷る機械です。不思議な形だなぁ。

 

 

活版カムパネルラさんはカメレオンワークスデザイン事務所兼雑貨屋さん。

オーナーさん、経営者兼デザイナーの厳しい目?で小アニマル達を手に取られ、

「……ふーむ……」と仰り。

色々とお話しした後、

実験的に置いてみてあげましょう。

ということに!

 

なんと!!!!

 

ヮ(゜д゜)ォ!

 

ホントウニイインデスカ?

 

 驚きと感動、そしてちょいとコワー!

 

いえ、責任と自覚を持って、製作に励みます。

と、よく分からない誓いの言葉を胸に、帰りの坂をくだりました。

 

なんか、クラクラ吸い込まれるようだー。

 

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……今回はここまで。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

尾道へ行く、その前に。「山脇楽市」

尾道「活版カムパネルラ」に行く前に

もう一つ大切なイベントがありました。

 

「山脇楽市」

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開催日は2016年2月初め。

三原神明市と同じ日に古い町屋を借りて行われたハンドメイドのイベントです。

 

いつもは静かな三原が一気に賑わう三日間の真ん中の日。場所は祭りのすぐ近く。大勢の人たちに見てもらえるチャンス。

出店してみてはどうか?との話を頂く。

 

右も左もわからない私が、拙い作品を自分で販売……。

大丈夫だろうか?

 

不安だけれど仲間もいてくれるし、自分への挑戦で参加してみることに!

手仕事の友にあれこれとアドバイスを貰いながら準備しようとするのだけど何から手をつけて良いやら。

 作品製作しつつ、あらゆる事を自分で考え決めて準備しないといけない。

 

私の展示スペースはお座敷のようだからディスプレイはどうしよう?寒いだろうか?座布団置くか?要らないか。

自分が作ったものを、見知らぬ誰かが手に取り、買って行ってくださる…………あるいは、棚に戻される(笑)

そんな時、お客様とどんな会話を????

帳面つける?お釣り準備はいかほど?

そうそう、お包みとかショップカードなんかは?

 

毎日頭の中をぐるぐる回しながら、過ごしていきました。つられて目も回りそう。

とっちらかった私を見兼ねた友人達が助けてくれました。

 

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↑とりあえず屋号のスタンプでも!と、アドバイスをもらい、文字部分だけの消しゴムハンコを彫り彫りしました。

(シロクマのデザインは後から製作、文字と合体し、今のスタンプになりました。)

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↑このスタンプの主が、沢山のアイデアやヒントをくれました。本当にありがとうございます。助けられました。

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 ↑natural craftさん。お洒落なグリーンアレンジや『瀬戸田YYレモン』など、尾道U2でもご活躍✨

いつも導き役をしてくれる頼もしいお姉さん。

本当にありがとうございます。

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この写真を撮ってくれた義理姉さん。

この方が不思議な御縁結びのキューピット役だったりする。いつもありがとうございます。

 

他にも色々な人たちが助けてくださり……

 

出店当日を迎えました。

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↑これも友の素晴らしい手仕事!

なんだろう、このセンス。憧れます!

 

 雨模様の中、沢山の友人知人や、初めてのお客様が御来場くださり、いろんなお話しをさせて頂いて嬉しいやら興奮するやら。

自分の作ったものたちがひとつずつ選ばれ、買われていく感動たるや!涙ものです。

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そして、ジャンルはそれぞれだけど同じ手仕事をされる皆さんとの交流。先輩方の見事な仕事ぶりに溜息つきつつ参考にさせて頂きました。

 

楽しいな。また、いつかやりたいな。

もっといろんなものを作ろう。

今度はもっと準備して……。

 

雨の中、はるばる足をお運びくださった皆様、ありがとうございました。

せっかくなのに、ご案内が悪く辿りつけなかった方々本当にすみませんでした。

 

片付け中、隙間の増えた箱を見ながら、買われて行ったコアニマル達を思う。

可愛がってもらえますように。

誰かを笑顔にしますように‥。

 

そんな思いを抱きつつ、いよいよ尾道へ……。 

どうなることやら。

 

お読み頂きありがとうございます。

 

はじまりのシロクマたち

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どこで、どうして、こうなったのか……。

この、小さなシロクマがいろんなはじまりのきっかけでした。

 

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シロクマって可愛いですよね。 

あの可愛いのを手のひらに載せたい。

いや、ホンモノは恐ろしく凶暴だったりもする野生の存在でありますが。

しかし、柔らかい甘いとこだけ取り出して……。

丁度良さそうな白い毛糸を見つけたので、

少しずつ、シロクマらしくなるようにカタチを整えていきました。

友人に見せたら、これ、イイね!って言ってくれて。

そして、いつの間にやら手から手へトントン拍子の言葉そのままに、私の周りのひとびとがこのシロクマを人目につく場所まで運んでくれたのです。

 

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↑2015年11月の「三原創業マルシェ」が、

KOYANIMALSのデビューになりました。

この時のシロクマをご購入くださった皆様、ありがとうございます。

私の初めての作品たちのお客様です。

 

もう既に懐かしく感じます。

 

イベント参加へのきっかけをくださった皆様、本当にありがとうございました。

 

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↑この初イベントの為、ものすごい勢いで大小取り合わせ13体創りました。

ほんとに、頑張った。

 作りながら頭の中で、こんなんで良いのかな?と、振り返り立ち止まりながら、でも時々ダッシュで。

この時のシロクマと今作るものでは、もう色んなところが違っていて、同じようには出来ません。初期の頃だけの雰囲気や味わいがあることが、この頃の作品を見るとよくわかります。

 

この三原のイベントをきっかけに、またシロクマは新しい場所へと向かい始めます。

 

そこは尾道「活版カムパネルラ」

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この続きのお話しはまた次回……。

 

お読みいただき、ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

夜…おかしなものたちが生まれる時間……前回の続き~

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 だるまのワークショップ準備をしていた2016年の暮れの頃。

何か良いものが出来るか?と、深夜までチクチクやっていると、何故かおかしなものが出来たりします。

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↑↑写真のモヒカンだるまは、モシャモシャした毛糸を眺めてるうちについ、出来心で。

そしたら隣にイカしたオネーサンを置いてあげたくなり、ついついモワモワした毛糸でリーゼントオネーサンを。

 

ふざけてはいませんが、どうしても閃いてやりたくなってしまうんですね。

 

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その後には、みかんぼうや、豆大福くんなどが出来上がり、(Instagramに動画掲載)

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↑これらのかわりものだるま達は、2017年の三原神明市「ネジロ別館×KOYANIMALS だるまワークショップ」イベントで販売されました。

どこかでどなたかに可愛がって頂いてるのかな?本当にありがとうございます。

 

そんなだるまさん達は、少しカタチを変え、道具としての意味を持たせて、カードスタンド→マグネットへと進化して行きました。

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上の写真カードスタンドは「natural craft」さんとの柑橘コラボから生まれたもので、尾道U2のイベントに持ってって頂いたものです。

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こちらは「尾道活版カムパネルラ」さんの、活版ネコ カードスタンド。

絶賛発売中です(笑)

 

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こちらはオーダー頂いた柑橘スダチを割ったように作ったマグネット。顔と顔がくっつくと一つのスダチになる作り。

(Instagramに動画掲載)

 

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↑そして、

ワークショップの第3弾(2017年6月済)、

まだ見ぬ第4弾へと続いております。

 

「海カフェネジロ」さんとのワークショップコラボ第3弾は、リンゴちゃんマグネットを作ろう!でした。

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↑おひとりおひとり、お気に召すまま。

心のこもった手仕事時間になりました。

 

土台はKOYANIMALS製作で、お顔の表情のみ作って頂くワークショップでしたが、皆さんとても可愛く個性的な作品を仕上げられました。

おいでくださった皆様ありがとうございました。

 

動物人形というKOYANIMALS的な本道から少し外れた感もありながら、新しいものが次々生まれただるま製作は、私にとってとても大切な、変化と飛躍の機会になりました。

 

今後も、またワークショップをどこかで開かせていただけると思います。

楽しいもの作りを経験して頂いて、皆さんにも小さな達成感など感じて頂けたら嬉しいと思います。

 

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↑次はプチトマトでやってみようかな?と思案中。

ぶーちゃんもお気に入り。

 

お読み頂き、ありがとうございます。

また来てね。

 

 

だるまさん。から、色んなグッズが。

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ことの初めは、イベントでワークショップをしてはどうか?というご提案を頂いたことから。

 

KOYANIMALSでだるま作り。

 

去る、2017年1月中頃に三原糸崎の「海カフェ ネジロ 気まぐれマルシェ」で初めてのワークショップをさせて貰いました。

 

どんなものを作ろうか?どんな方が来られるかしら?何なら楽しく作れるのかな?

動物作りのKOYANIMALSだけど、短時間で作っていただくこと出来るかな???

あたまを捻って、相談を重ねて、丸いだるまならどうにかなるのでは?と、なりました。

 

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私が作った下地に、お好きな色のアクリル毛を二ーディングして作って頂きました。

器用な方もそうでない方もご一緒に。

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↑ご自分の好きなデザインを試される方も。

 

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↑ちょっと顔出し。

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↑瀬戸内の海を眺めながらゆっくりできる「海カフェ ネジロ」本当に良いところなんです。

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↑この日はnatural craftさんの瀬戸田の柑橘も販売されてました。

レモンもデコポンも大安売り!

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↑私の動物達も少しだけおかせて頂きました。

 

 

会は盛況に終わり、皆様それぞれに楽しく可愛い作品を生み出してくださり、達成感を味わって頂けたお客様を見ると、私まで幸せな気持ちになれました。関わってくださったネジロの皆様、お客様に本当に感謝の二日間でした。

 

↓↓そして、こんな副産物達が……(笑)

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準備の為にイベント前の2016年末から、ずーっと考えているうちに、カオスになった私の頭の中には色んなものたちが浮かんではカタチになっていくのですね……。

おかしなものです(笑)

 

そのおかしなものたちの続きはまた次回。

バランスって。

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二本足で立つ、ということ。

二足歩行の生き物なんだから、立つのは当たり前。その当たり前を意志の無い人形にさせるっていうことが、こんなに難しいこととは。

 

いや、実は小さい頃から分かってはいたんですよ。リカちゃん人形は1人では立てなくて、スタンドってもんがついていましたしね。

椅子だって、まあ最低3本は脚があるわけだし。

そんな時、やはりココはかかとの存在か?と、ハッキリわかるわけです。

踵。

ほとんどの生き物は爪先だけで立っている。

いつでもダッシュ出来るように立って生きている。踵を地につけてのんびり立ってるのは人間と、あと1種くらいだったはず。

自分の平和を叶えた(つもりの)象徴なのか、踵。

 

ということで、二本足で立ってもらいたい動物には踵つけてます。

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写真を撮る時は、立ち姿が絵になると喜びも倍増で。

 

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小さな小鳥も、ちゃんとそこに立っていて欲しい。何気なくちょこんとね。

 

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私が立っているのも踵を作ってくれた遠い遠い昔のご先祖さまのおかげですね。

今更ながらに感謝。

 

さ、今日も立って行くかな。

 

 

 

 

 

 

 

KOYANIMALSのはじまり

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自分の肩に、可愛いおサルを乗っけるという憧れ……。

そこから生まれたのがKOYANIMALS。

 

六歳の頃、突然、父が私に買ってくれたアメディオ(母をたずねて三千里)の小さな人形。

うっかりその首を捻って壊してしまったことから、自在に動かせて、自立する人形が欲しいと思い始めて……

……はや40年(笑)

 

ある日、空席があるからと誘われて、何も知らずに参加したワークショップで、ワイヤーと毛糸での人形作りを知り、これなら私があの時欲しかったものが出来るかもしれない!そう考えて試しに作り始めました。

 

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小鳥から始めて、二本足で自立するバランスを勉強し、ようやく作った猿はベローシファカ。

(写真2枚目)

マダガスカルに住む横っ跳び名人は、とてもユーモラス。

この頃は尻尾を使って三点で自立するように作っていました。

その後、ワオキツネザルニホンザル、オマキザル、チンパンジー、と続きますが、その間にも沢山の動物達を作ってきました。

 

そのお話はまた次回。